岐阜県内の学校や吹奏楽団などが加盟する岐阜県吹奏楽連盟の口座から預金が不正に引き出された疑いがあり、連盟が調査を進めていることが分かった。複数の関係者が明らかにした。規模は少なくとも1千万円を超えるとみられる。内部で疑いが持ち上がったのと前後して、会計責任者の事務局長の男性と連絡が取れなくなっている。
関係者などへの取材では、男性が事務局長に就いた2021年4月以降、複数回にわたって預金の引き出しがあった。この間、2度の会計監査があったが、問題は指摘されなかった。事務局長とは今年2月下旬から連絡が取れなくなっている。9日には、理事らを集めた情報共有の会議を開き、今後の対応を協議した。