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飛騨学園理事長が数千万円を私的に流用し解任 高山西高など運営 | 岐阜新聞Web

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 岐阜県高山市の高山西高校などを運営する学校法人飛騨学園の下屋浩実理事長(63)が、 運営資金を私的に流用したとして解任されたことが21日、学園への取材で分かった。関係者によると、流用した資金は数千万円に上るとみられ、下屋氏は流用を認めているという。

 学園によると昨年12月、名古屋国税局から下屋氏宛てに、重加算税などに関する通知が届いた。内部調査の結果、私的流用とみられる悪質な行為を確認したため、今月20日に緊急の理事会と評議員会を開き、解任を決議した。

 学園は高山市で高山西高校と美鳩幼稚園、こくふ保育園を運営する。下屋氏は2007年に理事長に就任。統括経理責任者として経理業務を担っていたほか、事務局長や統括校長、美鳩幼稚園とこくふ保育園の園長代理も兼務していたが、学園は同日付で全て解任、解職した。全国高校英語ディベート連盟の理事長や県私立中学高校協会会長も務めている。

 学園は同日、新理事長に高山西高校校長の小林隆徳氏(64)を選出。高校と幼稚園、保育園の保護者にはメールで説明した。今後は下屋氏に流用分の返還を求め、刑事告訴などについては弁護士らと協議するとしている。小林新理事長は「ガバナンスの強化や規定の見直しなど再発防止に努めたい」と話した。