岐阜クゥオリティ覚醒!

岐阜県、岐阜市を中心に、多すぎる不祥事を記録しています。

スーパー三河屋「プラティ多治見」撤退、開店1年「売り上げ予定半分」 施設内のテナント出店進まず(岐阜新聞Web) - Yahoo!ニュース

news.yahoo.co.jp


 岐阜県多治見市の多治見駅に近接する商業施設「プラティ多治見」(同市本町)のキーテナントである食品スーパー「Mikawaya多治見店」が、5月28日限りで閉店することが分かった。駅南地区の再開発事業に伴い昨年3月にオープンしたばかり。三河屋(愛知県小牧市)によると、売り上げが当初予定の約半分にとどまり、将来の見込みが立たないのが理由という。  

 プラティは3階建て。2階の歩行者デッキで駅と直結する。Mikawayaは、約2200平方メートルで、1階店舗スペースの6割余を占める。三河屋は、プラティの建設前にあった商業施設「駅前プラザ・テラ」で2005年から食品スーパー「パワーズ」を営業。新店名でプラティにも入り、低価格帯から高品質まで幅広い商品をそろえてきた。三河屋総務部は「2階フードコートなどのテナントが入らず、駅からの人流が逆方向を向いていた。オープン時はすぐに埋まると運営会社から聞いていたが、1年たっても誘致できなかった」と説明する。  一方、運営会社の細尾稔社長は「キーテナントで長期の契約だったのに、1年と少しで撤退するのは早すぎる。心外だ」と語る。現在は1~3階の店舗スペース計約5600平方メートルのうち約3割で出店募集中。2階に限ると、準核テナントを含め約3分の2の面積が埋まっておらず、子育て支援につながる施設を中心に誘致を進めているという。  

 4月には3階に中京高校(瑞浪市)の学習スペースが開校、5月には1階にパーソナルジムが出店予定と明るい材料もあっただけに、撤退の衝撃は大きい。細尾社長はMikawaya跡について「後継店舗を早急に決めたい」と語った。  

 30日午後、買い物に訪れ、店の入り口で閉店を知らせる貼り紙を見た介護職の女性(50)は「驚いた。品ぞろえが良く、手頃な値段なので気に入っていたのに」と惜しみ「次に入るところはあるのか」と案じた。  

 多治見市は運営会社に40%超を出資する筆頭株主だ。長江信行経済部長は「短期間での撤退は非常に残念。プラティは駅前の顔の商業施設で、にぎわい、子育て世代が立ち寄れる場所になれば、という願いもある。運営会社に助言し支援していきたい」と話した。