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また支払い遅延、岐阜市道路管理で241件6230万円 「構造的な問題」再発防止へ | 岐阜新聞Web

岐阜市は1日、道路舗装や道路側溝の修理など市発注の道路維持管理業務に絡み、過去2年間で241件、計約6230万円の委託業者への支払い遅延があったと発表した。関係した職員の処分を検討する。市は2月にも市発注の水路維持管理業務で過去5年間に約6100万円の遅延があったと発表しており、支払い遅延の不祥事が続いている事態を受け、4月14日に再発防止本部を設置した。原因究明と全庁的な調査を進め、8月末をめどに再発防止策をまとめる。

 市によると、業者への依頼から支払いまでの一連の業務を担当者14人が四つの係に分かれて担っていた。2022年度実施分の134件、約4134万円は、年度途中に業務が年間予算を超えたが、担当者は自治会からの要望や市民からの通報に応えるため、上司に当たる係長4人に相談せずに業者への依頼を続けた。係長も担当者と業務の進ちょくを確認しなかった。年間予算を超えた場合、補正予算に計上する必要があった。また、過去2年間の107件、約2096万円は、業者から修理の完了報告がなく、支払い手続きに至らなかった。

 2月から続く支払い遅延の業務の大半が、1件当たり5万~50万円と少額のため、入札を経ずに担当課が業者と随意契約や単価契約を結んでいたことから、再発防止本部の担当者は「特定の職員が起こしたのではなく、組織的な構造的な問題がある」と話した。

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